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祭りの名称 | 一町田八幡宮虫追祭(市指定無形民俗文化財) |
実施時期 | 毎年7月第3日曜日頃に開催。(平成25年は7月14日開催) |
概要 | 約15~20mの旗竿に色とりどりの布の旗をつけ、一町田川沿いの堤防を練り歩きます。 大旗、小旗合わせて約20本が連なり歩く風景は一町田の夏の風物詩であり、毎年多くのカメラマンも訪れます。 起源としては、はっきりした記録はありませんが、伝承によると寛永年間(西暦1630年)頃、この地方に害虫が大発生し、稲作はもとよりすべての作物が草木に至るまで全滅の状態であったそうです。これを見かねた日頃から信神深い一老婆が、さっそく氏神に赤い絹布を奉納し、数日間退散の祈願をし、その絹布をいただいて田畑の害虫を追い払ったところ、不思議にもその地区の害虫は一瞬にして退散し、難を逃れたと言われています。 その時の赤い絹布が現在の吹き流しという虫追い旗に形づくられたといわれています。 当時、村の指導者は、この虫追い旗の立追行事をすることによって、村の若者達の志気を鼓舞する手段としたそうです。戦前は、氏子の各組々から旗を奉納し、20から25本くらいも勢ぞろいし、裏山の緑をバックに五色の旗の吹き流しが色鮮やかに映えて、鐘と太鼓のはやしで行っていましたが、現在は数本の旗を残すだけとなりました。旗となる吹き流しの布は長さ2m50cm、幅30cmで絹布を使用しなるだけ軽くしてあり、色も5色として一本の旗竿に20から25枚をつけています。旗竿は真竹を使い長さは15mから20mもあります。一本の竹で足りないときは継ぎ足しています。 明治時代には、各戸から一枚づつ絹布を奉納していましたが、中には娘達が若い男達に対する慕情から精魂込めて織られたものもあったということです。重さも30kgから40kgはあると思われますが、片手で軽々と持ち上げることができるのは、微風に旗の布がはためくと浮力が生じ軽くなるということで、科学的に考られたものといえます。 虫追い行事は、まず一町田八幡宮で祈願祭を済ませて葛河内十五社宮で虫おこし祭を執り行い、虫追い旗が一町田小学校運動場に集合します。立追行事で小学校を出発し、一町田橋で川祭を行い解散することになっています。 |
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映像 | 「一町田八幡宮虫追祭」の映像が下記でごらんいただけます。 クリック後、次の画面で「PCはここから」あるいは「ビデオはここから」をクリックしてください。 一町田八幡宮虫追祭(2013年7月14日) 一町田八幡宮虫追祭(2010年) 映像提供:天草NOW/天草インターネットビデオ放送局 ご覧いただくためには、Windows Media playerが必要です。 |
場所 | 天草市河浦町河浦一町田地区 問合せ 天草市河浦支所 総務市民課 まちづくり係 電話 0969-76-1111 FAX 0969-76-1359 |